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  • 梅の風味が弾ける…!Pépin Pinot Noir✖️冷やしゃぶとほうれん草の梅ソース巻き

    梅の風味が弾ける…!Pépin Pinot Noir✖️冷やしゃぶとほうれん草の梅ソース巻き

    アルザス / ピノ・ノワール

    ドメーヌ・ペパン

    花崗岩

    「pépin」はフランス語で「種」という意味。

    特に、ぶどうのように「果実をつける植物の種」を表す。

    エチケットはとてもシンプル。

    ヴァイオリニストのお姉さんが情熱的に演奏しているのが印象的だ。

    アルザスといえばリースリングをはじめ白ワインのイメージがある。

    実際にアルザスワインの生産量の90%は白ワインと言われている。

    そしてピノノワールはなんと、アルザスで許可されている唯一の黒ブドウ品種なのだ。

    アルザスの冷涼な気候の特徴が生きたのだろうか、繊細な酸も感じられるワインだった。

    私のイメージ的にはスラッとしていて、まだ可愛さの残る大人の女性のイメージ。

    しっかりめのピノ・ノワールが好きな方におすすめしたい。

    色合い

    グラスに注いでみると、とっても鮮やかな赤色で、透明感のある色合い。少しだけ、紫がかっている。

    ピノ・ノワールらしい感じだ。

    香り

    ラズベリー、ブラックベリーのようなフルーティーな香りが広がる。

    スミレやバラのようなスーッとした香りが鼻に抜けるような感覚もあり。

    スパイスのニュアンスがほんのりと漂いながらも、フレッシュさが際立つ。

    味わい

    アタックの酸は緻密で豊か。

    舌の上でキュキュッと弾ける。

    またその後、見た目の淡い色合いから思い描いていた以上に渋みやタンニンを感じる。ただ決してギシギシとはせずに滑らか。

    全体的には爽やかさも感じられて軽やか、適度に骨格も感じられる印象だ。

    また、絶妙な渋みに舌の上でキュッとする酸が合わさって、小梅が頭に浮かんできた。

    個人的にピノ・ノワールは品種としても大好きな私ですが、ペパンピノ、特に好きな種類のものだった。

    合いそうな料理

    渋みや程良いタンニンがあるので、塩味・味の濃いチーズ等にも合うかと思う。

    あとは、油を使った鳥や豚のソテーなども、タンニンが油をしっかりと受け止めてくれて合うのではないかな?と思う。

    そして今日のワインのお供は、

    「冷しゃぶとほうれん草の梅ソース巻き」を作ってみた。

    インスピレーションは、、、

    私はこの冬、しゃぶしゃぶを家で食べる機会が何度かあり、それもほうれん草と豚バラのしゃぶしゃぶをポン酢でもゴマだれでもなく醤油につけて食べるというのにハマった。

    これがきっかけ

    (ぜひ次の冬、おすすめ。スープが美味しくなるので締めに塩胡椒うどんも最高だった)

    今日もほうれん草豚バラしゃぶしゃぶしたかったのだが、だいぶ気温が暖かくなってきてしまってしゃぶしゃぶもやりづらかったのと、何かペパンピノに合うようにもう一工夫できないかな〜と考えた結果、梅がいけるかも…?と思い至った。

    調理時間:20分

    材料(2人前)

    ほうれん草     1袋

    豚しゃぶ      200g

    梅ソース

    ・しそ梅       5個

    ・マヨネーズ     大さじ1

    ・醤油        大さじ2

    塩          大さじ1

    料理酒        大さじ2

    水          お鍋1杯

    あらかじめほうれん草は洗っておこう。

    また、鍋1杯分の水に料理酒と塩を入れ、火にかけておく。
    沸騰するまでだ。

    まずは、梅ソースから作っていく。

    梅干しの種だけ取り除いてまな板に並べる。

    あ、ちなみに梅干しはメニュー通りしそ梅がおすすめ。

    しそ梅の酸っぱさや塩味がアクセントとして後々効いてくる。

    はちみつ梅など使ってしまうと、少し味がぼやけてしまうだろう。

    それを包丁で、ランダムにトントンと叩いていく。

    写真のように、ペースト状になったらO K。

    ↑の梅ペーストと、醤油、マヨネーズを小さめのボウルに入れ、混ぜ合わせておく。

    そろそろお湯が沸いてくる頃だろうか。

    洗ったほうれん草を根本からお湯に入れ、1分程経ったら豚しゃぶも一緒にお湯に入れていく。

    豚しゃぶの色が変わったら、豚しゃぶもほうれん草もお湯から出そう。

    よ〜くお湯を切って。

    豚肉を1枚まな板の上に広げ、その上にほうれん草を2〜3枚乗せる。

    ほうれん草の上に梅ソースを薄く広げたら、くるくると巻いて。

    ちなみに私は最初豚バラで作ったが、この巻く時にうまくまるまらなくて大変だったので、薄くて綺麗にまるまってくれる豚しゃぶがおすすめ。

    これで、完成!!

    シンプルで簡単!!

    早速この豚しゃぶとほうれん草の梅ソース巻きをおかずに、ぺパン・ピノ・ノワールを飲んでみた。

    なかなか合う!!

    やっぱり今日のワイン、深い渋みのようなニュアンス、と同時にきゅっとした酸を感じます。これがそのまま梅の酸っぱさと、さらにほうれん草の渋みとピッタリマッチしたのかもしれない。

    冷蔵庫で冷やしても◎

    これからどんどん暖かくなっていくので、梅のアクセントがさっぱりしていて良いな。

    組み合わせに違和感がなくて、どんどん交互に飲み食べできる。

    やっぱりワインとお料理、お互い似た要素を持っているものは、必然的に合う場合が多いのだろうか。

    梅っぽいワインだから梅を使ったお料理にしてみようという単純な発想だったが、予想以上のペアリングになって驚いた。勉強になった。

    梅の味付けが好きな方やしっかり目のピノ・ノワールが好きな方、今日のペアリングはおすすめ。

    ぜひ試してみてください。

    それにしてもナチュラルワインって、やっぱり繊細で優しい味わいなので和風な味付けにも合うものが多いんだよな。

    なんというのだろう、ナチュラルワイン独特の旨みも癖になってしまって。

    もちろんちょっと良いレストランでクラシックワインを飲むのも大好きだ。

    私のワインの入口はやはりクラシックワインだったので。

    先日ワインの歩く辞書とも言える大先輩と食事に行った際に面白かったのが、良いワインとは何かという話題だ。

    美味い不味いは別にして、良いワイン、悪いワインとは何か?と。

    私の中で良いワインとは、美味しいありきのものだったので困ってしまった。

    そして、困った私が絞り出したのは「玄人が良いと言うワインが良いワイン」や、「生産者のこだわりがよく表現されたのが良いワイン」等だった。

    そして先輩の考える良いワインとは、「テロワールの特徴が忠実に表現されたワイン」ということだった。

    例えばフランスのブルゴーニュで、カリフォルニアワインのような果実味ジューシーなコテコテの樽が効いたシャルドネを作るのは違う、逆にアメリカでフランスのシャブリのような繊細なシャルドネを作るのも違う、というのだ。

    でもそれとは無関係に、美味しいものは美味しい、でも美味しいには個人差があると。

    個人的にスッと腑に落ちた。

    そしてこの論理で言うと、ナチュラルワインは良いワインには当てはまりにくい。

    ボトルを開けてみないと実際の味が予測できないのがナチュラルワインなんだよな。

    品種も地域も本当に?!ということが多いと感じる。

    ただ予測できないところもまた面白いよなと最近考えるようになった。

    ナチュールはそんなところも含めてお家で、簡単な自炊料理に合わせて、気張らずゆったり楽しむのにぴったりだと思う。

    これから新しいナチュラルワイン開拓、そして自炊料理ペアリングをゆっくりゆっくり勉強していきたい。

    おやすみなさい。

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